2006年05月07日

Webデザイナーが Sleipnir を使わない10の理由

Sleipnir は使えないブラウザである

Sleipnir は IE のレンダリング・エンジンを使用している。
これは、要するに IE を使えば解決することだ。
よってこの点については IE から Sleipnir へ乗り換えるメリットにはならない。

また、多くのウェブ・ページは最大シェア率を誇るブラウザであるIEを照準に制作されていて
IE のレンダリング・エンジンを使用した Sleipnir では Firefox や Opera のようにレイアウトが崩れて表示されることは滅多にない。という点を強調することがあるけれども、
最初から IE を使えば済む話なので、これも IE から Sleipnir へ乗り換えるメリットにはならない。
使っているのはネットマニア(いわゆるネトラン厨)だけだ。

Sleipnir は安全(secure)ではない

上記の通り IE のレンダリング・エンジンを使用しているという点は、ウェブ・サーフィンを行う上で大きな利点となるだろう。
しかし、IE にはセキュリティ上不安な部分があるのではないかと心配される方もいる。
Sleipnir ではそのような心配をする必要はない。なぜなら Sleipnir では Gecko エンジンを使用することも可能だからだ。
勿論 Gecko エンジンも絶対的に安全という訳ではないが、IEとの比較の上では安全であると言ってしまって良いだろう。

という主張があるが、「IE モード」で閲覧していてセキュリティに不安のあるページをみてしまった場合、 Sleipnir はどうするのだろうか?
きちんと対処してくれるのだろうか? そこまで親切に Sleipnir は設計されているのだろうか。
ページを表示する前(正確には危険なスクリプトをダウンロードする時点)に警告するなりの機能が無い以上安全とは言えず、中途半端にセキュリティどうこうとメリットがあるかのごとく主張してしまっている。
また、最近の事例ではCSSスクリプティングが問題になっている。
CSSクロスドメインの情報漏えいの脆弱性「CSSXSS」とは − @IT
よって、Sleipnir は安全(secure)ではない。
正しくは Geckoエンジン へ切り替え機能があり、これを利用すれば(比較的)安心である。と形容すべきだと思われる。
( Gecko への切り替え機能は便利であると素直に思う)

また、Sleipnir にはワン・クリックでセキュリティ・レヴェルを切り替え、JavaScript や ActiveX をオフにする機能もついている。
とあるが、これと安全(secure)かどうかは別問題である。便利と形容した方が適切だろう(操作性が良いことは確かである)。

タブ・ブラウザは Sleipnir だけではない

Sleipnir と IE との大きな違いは、Sleipnir はタブ・ブラウザであるということにある。
いくつものウェブ・ページを同時に閲覧する人にとって、これは大変便利なことだ。また、複数のページをサムネイル表示する機能もついている。
だが、Firefox や Opera などのワールド・メジャーブラウザを使えば、いくつものウェブ・ページを同時に閲覧する点については反論できる。
よって、タブブラウザとして優れている。とは断言できず、IE よりは高機能であると留めるのがふさわしい。
タブブラウザを使うなら、 Firefox でも Opera でも NNの最新バージョン でも、タブブラウジングという意味で IE よりも高機能と言えそうだ。
(もっとも、IE 7β の日本語版プレビューも近々リリースされるようだ「ITmedia News:IE 7 β2の日本語版が登場へ」。)

カスタマイズ性の高さがウリのブラウザは他にもある

Sleipnir ではマウス・ジェスチャやマウス・ボタンの割り当て、ショートカット・キーなどを自分でカスタマイズすることができる。
検索したい検索エンジンも自分で登録することができる。
それ以外にもタブの開き方など色々とカスタマイズできる部分があるし、XML ファイルを弄れば更に細かく設定を変更可能だ。

だが、Firefoxのエクステンションを使えばこれについてはおおよそ反論できる(特に XML ファイルについて)。
あえていうならマウス・ジェスチャ・ボタンの割り当てが目新しいというくらいか。Opera にもマウス・ジェスチャ機能はあるが。
ちなみに Opera の場合は「マウス設定の編集」から割り当てを行う
(一般的な)Webデザイナーはこの点については Firefoxのエクステ だけで事足りてしまう。
(マウス・ジェスチャ・ボタンを使用する等のメリットを優先させるユーザは別。彼らについては、この機能は Sleipnir への乗り換えに十分値すると思う)
よって、WebデザイナーはFirefoxのエクステを有効活用すれば、特に Sleipnir を使う必要は無い。
(特に利用するメリットが見いだせないと形容した方が正確かもしれない・・・)

Sleipnir はウェブ・ページの表示確認に適していない

Sleipnir が1つあれば、IE と Gecko 2つのレンダリング・エンジンで自分のサイトがどのように表示されるか確認することができる。
これはウェブ・デザイナーにとってはなかなか便利なことである。

と主張する方がいるが、具体的に IE 5.5 や 6 など、どのバージョンのレンダリングを行っているのかが最大の争点になる。
なぜなら、たった 5.5 / 6 の違いだけで、サイトのレイアウトが大きく変わってしまうバグが IE にはあるからだ。
よって、単純に IE / Gecko 切り替えできる=ウェブ・デザイナーにも便利 だとは絶対に言えない.。
バージョン名を容易に理解・判別できる機能が Sleipnir にあれば使えるブラウザになるが、現状はそうでないので、Sleipnir はウェブ・ページの表示確認に適していない
(趣味レベルでウェブ・デザインを行っているなら話は全く異なってくる)

お気に入りの編集が致命的

人によっては使いづらくなっているのがこの機能。
お気に入りは並び替えどころか切り替えさえも出来やしない。
そんな意見がなぜか聞こえてくる。どうしてだろう?
(この項目は後で他の項目と入れ変える可能性有)

スパイウェアと思しき機能がついているという疑惑

その他 / Sleipnir Unofficial FAQ:JWord はスパイウェアですか?
しかし、JWord プラグインというのは Internet Explorer 専用の拡張プラグインであり、Sleipnir では使われていませんし、現在は使うことも出来ないので、JWord プラグインがスパイウェアかどうかはそもそも関係ありません。
Sleipnir の JWord 機能は Sleipnir 自体に組み込まれているルーチンだけを使用しています(そのルーチンが作者の柏木氏によるものなのか、JWord 運営側が作成したのかは未確認です)。

とあるが、JWordを頭から否定し毛嫌いしているユーザにとっては、あまり好ましくない出来事ではあります。
繰り返して要約をまとめますが、「Sleipnir で日本語キーワードを検索した時に JWord 運営側に送られるのは、通常のウェブのブラウズの際には必ず送られる IP アドレスや URL、ユーザーエージェントといった情報だけのようです(ただし URL には Sleipnir からの検索を表す文字列を含んでいます)。」

ちなみにJWord 機能をオフにする方法もきちんと用意されていますのであしからず。
この機能、デフォルトではオンになっています。JWordを頭から否定し毛嫌いしているユーザにとっては、あまり好ましくない出来事ではあります。

数日以内に追記・編集有

投稿者 webnews : 00:27 | トラックバック

Webデザイナーが Sleipnir を使わない10の理由

Sleipnir は使えないブラウザである

Sleipnir は IE のレンダリング・エンジンを使用している。
これは、要するに IE を使えば解決することだ。
よってこの点については IE から Sleipnir へ乗り換えるメリットにはならない。

また、多くのウェブ・ページは最大シェア率を誇るブラウザであるIEを照準に制作されていて
IE のレンダリング・エンジンを使用した Sleipnir では Firefox や Opera のようにレイアウトが崩れて表示されることは滅多にない。という点を強調することがあるけれども、
最初から IE を使えば済む話なので、これも IE から Sleipnir へ乗り換えるメリットにはならない。
使っているのはネットマニア(いわゆるネトラン厨)だけだ。

Sleipnir は安全(secure)ではない

上記の通り IE のレンダリング・エンジンを使用しているという点は、ウェブ・サーフィンを行う上で大きな利点となるだろう。
しかし、IE にはセキュリティ上不安な部分があるのではないかと心配される方もいる。
Sleipnir ではそのような心配をする必要はない。なぜなら Sleipnir では Gecko エンジンを使用することも可能だからだ。
勿論 Gecko エンジンも絶対的に安全という訳ではないが、IEとの比較の上では安全であると言ってしまって良いだろう。

という主張があるが、「IE モード」で閲覧していてセキュリティに不安のあるページをみてしまった場合、 Sleipnir はどうするのだろうか?
きちんと対処してくれるのだろうか? そこまで親切に Sleipnir は設計されているのだろうか。
ページを表示する前(正確には危険なスクリプトをダウンロードする時点)に警告するなりの機能が無い以上安全とは言えず、中途半端にセキュリティどうこうとメリットがあるかのごとく主張してしまっている。
また、最近の事例ではCSSスクリプティングが問題になっている。
CSSクロスドメインの情報漏えいの脆弱性「CSSXSS」とは − @IT
よって、Sleipnir は安全(secure)ではない。
正しくは Geckoエンジン へ切り替え機能があり、これを利用すれば(比較的)安心である。と形容すべきだと思われる。
( Gecko への切り替え機能は便利であると素直に思う)

また、Sleipnir にはワン・クリックでセキュリティ・レヴェルを切り替え、JavaScript や ActiveX をオフにする機能もついている。
とあるが、これと安全(secure)かどうかは別問題である。便利と形容した方が適切だろう(操作性が良いことは確かである)。

タブ・ブラウザは Sleipnir だけではない

Sleipnir と IE との大きな違いは、Sleipnir はタブ・ブラウザであるということにある。
いくつものウェブ・ページを同時に閲覧する人にとって、これは大変便利なことだ。また、複数のページをサムネイル表示する機能もついている。
だが、Firefox や Opera などのワールド・メジャーブラウザを使えば、いくつものウェブ・ページを同時に閲覧する点については反論できる。
よって、タブブラウザとして優れている。とは断言できず、IE よりは高機能であると留めるのがふさわしい。
タブブラウザを使うなら、 Firefox でも Opera でも NNの最新バージョン でも、タブブラウジングという意味で IE よりも高機能と言えそうだ。
(もっとも、IE 7β の日本語版プレビューも近々リリースされるようだ「ITmedia News:IE 7 β2の日本語版が登場へ」。)

カスタマイズ性の高さがウリのブラウザは他にもある

Sleipnir ではマウス・ジェスチャやマウス・ボタンの割り当て、ショートカット・キーなどを自分でカスタマイズすることができる。
検索したい検索エンジンも自分で登録することができる。
それ以外にもタブの開き方など色々とカスタマイズできる部分があるし、XML ファイルを弄れば更に細かく設定を変更可能だ。

だが、Firefoxのエクステンションを使えばこれについてはおおよそ反論できる(特に XML ファイルについて)。
あえていうならマウス・ジェスチャ・ボタンの割り当てが目新しいというくらいか。Opera にもマウス・ジェスチャ機能はあるが。
ちなみに Opera の場合は「マウス設定の編集」から割り当てを行う
(一般的な)Webデザイナーはこの点については Firefoxのエクステ だけで事足りてしまう。
(マウス・ジェスチャ・ボタンを使用する等のメリットを優先させるユーザは別。彼らについては、この機能は Sleipnir への乗り換えに十分値すると思う)
よって、WebデザイナーはFirefoxのエクステを有効活用すれば、特に Sleipnir を使う必要は無い。
(特に利用するメリットが見いだせないと形容した方が正確かもしれない・・・)

Sleipnir はウェブ・ページの表示確認に適していない

Sleipnir が1つあれば、IE と Gecko 2つのレンダリング・エンジンで自分のサイトがどのように表示されるか確認することができる。
これはウェブ・デザイナーにとってはなかなか便利なことである。

と主張する方がいるが、具体的に IE 5.5 や 6 など、どのバージョンのレンダリングを行っているのかが最大の争点になる。
なぜなら、たった 5.5 / 6 の違いだけで、サイトのレイアウトが大きく変わってしまうバグが IE にはあるからだ。
よって、単純に IE / Gecko 切り替えできる=ウェブ・デザイナーにも便利 だとは絶対に言えない.。
バージョン名を容易に理解・判別できる機能が Sleipnir にあれば使えるブラウザになるが、現状はそうでないので、Sleipnir はウェブ・ページの表示確認に適していない
(趣味レベルでウェブ・デザインを行っているなら話は全く異なってくる)

お気に入りの編集が致命的

人によっては使いづらくなっているのがこの機能。
お気に入りは並び替えどころか切り替えさえも出来やしない。
そんな意見がなぜか聞こえてくる。どうしてだろう?
(この項目は後で他の項目と入れ変える可能性有)

スパイウェアと思しき機能がついているという疑惑

その他 / Sleipnir Unofficial FAQ:JWord はスパイウェアですか?
しかし、JWord プラグインというのは Internet Explorer 専用の拡張プラグインであり、Sleipnir では使われていませんし、現在は使うことも出来ないので、JWord プラグインがスパイウェアかどうかはそもそも関係ありません。
Sleipnir の JWord 機能は Sleipnir 自体に組み込まれているルーチンだけを使用しています(そのルーチンが作者の柏木氏によるものなのか、JWord 運営側が作成したのかは未確認です)。

とあるが、JWordを頭から否定し毛嫌いしているユーザにとっては、あまり好ましくない出来事ではあります。
繰り返して要約をまとめますが、「Sleipnir で日本語キーワードを検索した時に JWord 運営側に送られるのは、通常のウェブのブラウズの際には必ず送られる IP アドレスや URL、ユーザーエージェントといった情報だけのようです(ただし URL には Sleipnir からの検索を表す文字列を含んでいます)。」

ちなみにJWord 機能をオフにする方法もきちんと用意されていますのであしからず。
この機能、デフォルトではオンになっています。JWordを頭から否定し毛嫌いしているユーザにとっては、あまり好ましくない出来事ではあります。

数日以内に追記・編集有

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